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本日2月22日からネット証券大手のマネックス証券がクレカの投信積立サービスを始めます。
目ざとい方なら事前にチェックしていたのではないでしょうか。
本記事では「マネックスカード投信積立について」、「マネックス証券について」、「他の証券会社から乗り換えの是非」の順に解説していきます。
本記事を読むことであなたにとって最もお得なクレカ投信積立サービスが何なのかが分かるようになります。
15-20年の長期スパンでの投資だからこそ、証券会社選びに失敗したくないですよね。
ぜひ一緒に勉強していきましょう!
結論
- マネックス証券のクレカ投信積立の還元率1.1%はアツい
- 投信積立だけ考えているならマネックス証券はかなり有り
- 色んな投資に手を出したい人はSBI証券が無難
- 上級者はマネックス証券+他の証券会社併用もOK
マネックスカード投信積立とは
ネット証券会社大手のマネックス証券が2022年2月25日より開始する「クレカ投信積立サービス」のことです。
すでにクレカ投信積立サービスがあるSBI証券と楽天証券を相手どり、高ポイント還元率を引っ提げて真っ向勝負に出た形です。
実際にポイント還元率1.1%はトップ争いに食い込む利率です。
1.1%のポイント還元率には制限がある
マネックス投信積立の還元率1.1%は無制限に付く訳ではありません。
どの証券会社でも何かしらの制限がかけられています
以下の条件があることに注意してください。
- 使えるのはマネックスカードのみ
- 設定上限は毎月5万円以下=最大還元は550P/月
- 1,000円以上の投資が対象
投信積立の支払い方法とお得度
投信積立の支払い方法には大きく分けて「銀行口座引き落とし」か「クレジットカード支払い」があります。
どの証券会社であっても銀行口座引き落としの設定は可能です。
しかし、クレジットカード支払いによる投資信託サービスは今回参入するマネックス証券の他にはSBI証券と楽天証券しかありません。
クレジットカード支払いでは、多くのクレジットカードがそうであるように使った金額分のポイント還元が設定されています。
銀行口座引き落としとクレジットカード支払いは、現状では圧倒的に後者が有利です。
もし還元分550円を投資し続けたら、グラフの通り20年後には約20万円の違いとなって表れます
複利パワーやば…
マネックスカードの使い勝手
マネックスカードの詳細は以下の通りです。
- 年会費(550円)はあるが、投信積立利用で翌年度無料
- 翌年度以降もクレカ1回使用で無料に
- ポイント還元率は通常のカードショッピングでも1.0%を確保
- 楽天Edyに使ってもポイント還元無し
- ポイントは他のポイントサービスに交換可能
いくらポイント還元率が高くてもそのポイントを有効活用できなければ意味がありません。
その点、マネックスカードで貯まるマネックスポイントは使い勝手が良いと言えるでしょう。
dポイント、amazonギフト券、Tポイント、Pontaポイント、nanaco、waonポイント。
多くの方がどこかの最低1つのサービスで使えるのではないでしょうか。
強いて言うなら楽天経済圏の方はやや使いにくいかな?ってくらいです
マネックス証券について
さて、では2点目の「マネックス証券自体はどうなんだ?」という話をしていきましょう。
マネックス証券には他の証券会社と比べて長所と短所の両方があります。
マネックス証券の強いポイントは、ネット証券で欲しい機能が全部揃っているところです。
それぞれの機能単独は60-80点くらいで、他の証券会社に圧勝できるというものはありません。
しかし欲しい機能が全てあるマネックス証券は1社で取引を完結させたい方にはかなりお勧めできます。
短所を3つ書きましたが、圧倒的に1個目が大きいです。
取引価格が大きい資産持ちの投資家や取引回数の多いトレーダーにとっては手数料で利益が目減りしていくリスクがあります。
逆に手数料の発生しない「投信積立」や「つみたてNISA」のみを行う場合は、このデメリットは無視できます。
また、新興国株や草コイン(マイナー暗号資産)でギャンブルしたい方は他の証券会社を選びましょう。
他の証券会社から乗り換えの是非
最後に他の証券会社からの乗り換えをすべきかどうかを考えていきましょう。
投資家として気になるのはどこが一番お得に投信積立できるかですよね
各証券会社の特徴を比較したものが以下の表になります。
クレカ投信積立の比較
現在クレカ投信積立が行えるのはマネックス証券・SBI証券・楽天証券のみとなります。
楽天証券との比較
先日(2022年2月)に改悪を発表した楽天証券はお得さで言えばやや後退気味ですが、それでも楽天キャッシュの還元も併用するとそれなりの還元率となります。
楽天経済圏に入っている場合や、アクティブファンド投資で1.0%還元を狙える場合は楽天証券がお勧めです。
SBI証券との比較
三井住友のゴールドカード以上を持っていない場合はマネックス証券が有利になります。
あとは投信の種類によってマイレージの年利率が変わりますので、目的の投信の利率を還元率に足して考えてみましょう。
米国株や米国ETF投資も考えている
取引に関わるコスト全てを考えるとSBI証券をお勧めします。
ただし、実質手数料無料となる一部のETF投資のみを考えているのであればマネックス証券が選択肢に入ってきます。
中国やアジア諸国など他国の株もつまみたい
SBI証券一択です。
投信マイレージの有無も含めて考えると楽天証券も勝負になりません。
積立投信もしつつ日本株の短期売買もしたい
そんな方には松井証券が向いているかもしれません。
クレカ投信積立のサービスが無いのは痛いところですが、投信マイレージの利率次第ではSBI証券を凌ぐ可能性があります。
目的の投信が現金還元サービス対象となっているかをチェックしてみましょう。
積立投信のみをマネックス証券にして他は別会社作戦
管理が煩雑になりますが、マネックス証券ではクレカ投信積立のみを上限いっぱい行い、その他の投資は別の証券会社を使うという作戦も有ります。
資産は分離するし、クレカの使い方もややこしくなりますけどね
手間を惜しまず、理論上の最適解を求めたい方はチャレンジしていただいてもOKです。
ただし投資には「手間を省く」というのも大事ですので、少なくとも初心者のうちは管理の簡単さを重視して運用は1社に絞ることをお勧めします。
最後に
マネックス証券のクレカ投信積立は、私たち個人投資家にとってSBI証券、楽天証券に次ぐ第3の選択肢となりました。
証券会社はいつの間にか条件変更される場合(特に今の楽天証券は注意)がありますので、知識をアップデートしながらお得な投資ライフを送りたいですね。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
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