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2022年冬現在では、世界的な半導体不足から自動車の生産調整が行われており新車が中々手に入りません。
納車が半年後になるケースもあるらしい
そこで新車ではなく中古車市場ですぐに乗れる車を探す人が増えているようです。
また度重なる物価高に危機感を覚え、新車ではなく中古車を安く買って節約したいという人も今は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、中古車初心者に向けて「中古車を安く購入するための考え方」をテーマとして取り上げます。
なめくじは先日、人生2回目の中古車を購入しました。
1回目の中古車は2年間ではありますが、故障もなく快適に走ってくれました。
次の車が今後どれだけ走ってくれるかは分からないので、これが正解!という訳ではありませんが、どういった基準や考え方で中古車を選んだかはご紹介できます。
本記事の内容が、皆さんの安く中古車を買えるための参考になれば幸いです。
ただし車のプロではなく、あくまで”個人投資家目線”での考え方になることに注意してください。
なめくじの知識量では車の安全性は語れません
結論
- 中古車はしっかり選べばかなり割安に購入できる
- 検索したり調べる手間は惜しまない
- 希望する条件に優先順位を付けて考える
中古車って大丈夫なの?
まず初めて中古車を買おうとしている人の一番の心配は、「中古車って大丈夫なの?」ということだと思います。
結論から述べると、大丈夫かどうかは個体によるとしか言えません。
5〜10万円の激安車は、「エンジンはかかります」くらいのレベルです
勿論新車であっても、初期不良や車種特有の不具合などのトラブルが早々に起きることはあり得ます。
しかし中古車を購入するのであれば、新車より圧倒的に高い確率でのトラブルを覚悟しなければいけません。
いきなり心折りに来るのやめーや
記事後半では、なるべくそういったトラブルを回避する選び方も解説します。
中古車購入の利点
逆に中古車はどのような利点があるでしょうか?
それは「安い」の一言につきます。
例えば型落ちのものであれば、現行型の1/3以下の価格で買うことすら可能です。
それ以外だと、廃盤の車種やグレードが手に入るくらいですね
新車には車両価格に新車プレミアムというものが付いています。
それはオプションを選ぶ自由であったり、慇懃なディーラーのサービスを受ける費用であったり、真っ新な車を使う権利などの対価です。
例えば仮に新車を購入してから一度も乗らずにすぐ売却しても、手数料抜きで数%〜10%は絶対に価格が下落します。
ざっくりと言えばこの下落幅が新車プレミアムであり、中古車購入ではこれがかからなくなるというのが安くなる理由の一つです。
まとめると不自由さ、不便さ、安全性の低下などを対価に安く購入できるのが中古車の利点と言えます。
中古車を購入する手順
まず大まかな中古車購入の手順について簡単におさらいします。
中古車購入で踏むおおまかな手順は以下の通りです。
- 希望の条件に沿う車を見つける
- 見積もりを取る
- 実際に確認しに行く
- 売買契約をする
- 車を売却する(下取りであれば売買契約時に並行して)
手順の中にはさらに必要に応じて駐車場契約だったり車庫証明の手続きなどもありますが、本記事では割愛します。
手続きに慣れていなければディーラーに代行をお願いした方が無難です
希望の条件に沿う車を見つける
自分が希望するメーカー、車種、グレード、年式、走行距離、販売地域などを考慮して中古車を探します。
探し方は①中古車検索サイトを使う、②町の中古車屋さんへ探しに行く、③中古車探し代行サービスを使うなどがあります。
運良く知人から譲り受けるパターンもあるな
ちなみに代表的な中古車検索サイトは以下のようになります。
- カーセンサーnet
- ガリバー
- グーネット
- ネクステージ
- 車選びドットコム
- MOTA
- ビッグモーター
- 価格.com
ちなみに価格.comはキュレーション(まとめ)サイトです
見積もりを取る
新車購入にも言えますが、総額が表示されていてもその通りの金額になるとは限りません。
ただし書きがめっちゃあるイメージや
冷静にコストを判断したいのであれば事前に見積もりを依頼しましょう。
見積もり書があれば、我々素人でも項目ごとに適正な価格か調べることができます。
実際に確認しに行く
見積もりを含めて良さそうだと判断できたら、現車確認の予約を取りましょう。
検索サイトや中古車探し代行サービスであればアポイントのやり取りは簡単(メールなど)ですが、直接街の中古車屋さんに行く場合は電話が必要だったりします。
SNSでやり取りできるディーラーもあります
そして実際に現車を確認し、事前情報から漏れているものはないか、車両の損耗程度はどれほどか、ヤバそうな罠がないかをチェックします。
売買契約をする
車の条件面、金額面などで折り合いが付けられたら後はディーラーとの売買契約です。
基本的に先方に必要な手続き等は指示を仰いだり代行してもらうことが可能です。
ただし住民票の取得など、個人で準備をしなければいけない手続きも一部あります。
普通車と比べると軽自動車の売買契約はめっちゃ楽やぞ
車を売却する(下取りであれば売買契約時に並行して)
もしすでに車が有って、乗り換えという話であれば売却する必要があります。
中古車を購入予定のディーラーが下取りをしているようであれば相談してみると良いでしょう。
また一般的には下取りはやや価格が低くなるとされていますので、売却に関しては別途売却(買取)サービスを利用する手もあります。
その中でもユーカーパックは一括査定をして最高額だったディーラーからしか連絡が来ませんので、とても便利です。
なるべくお得に売りたいのであれば、ディーラーを極力介さない個人売買を選ぶのも手でしょう。
ディーラーの儲け分を独り占めできますからね
しかし通常のフリマアプリで売却すると名義変更など慣れないと大変な作業が多いので、仲介サービスを利用するといいでしょう。
中古車を安く購入するための考え方
さて本題に入りましょう。
中古車は新車同然のものから廃車寸前のボロボロ車まで幅広い個体差が存在します。
その中から選ぶので、しっかりとした自分の中の軸を決めておかないと、「新車で買った方が良かった」なんてことになりかねません。
中古車はよく考えて、安く賢く購入しましょう。
頑張って値引き交渉しろとか言わないから安心してくれ
そのために大切な考え方は以下の通りになります。
- 中古車に完璧は無い
- 検索は複数のサービスを利用する
- 相場を把握するために大量にチェックする
- なるべく長めのスパンでチェックする
- なるべく近場で購入する
- 必ず現車確認する
では順に解説していきます。
中古車に完璧は無い
まず最も大切なことから説明します。
オプションすら選べる新車と違い、中古車に完璧を求めるのは無茶です。
その為、自分の中で条件の優先順位を付けて、どれかを拾ってどれかを捨てることになります。
条件の優先順位付けの例を以下に挙げてみます。
- 内装はボロボロで良いから、とにかく臭いと駆動系が大丈夫な車
- 年式は妥協するから、なるべく走行距離が少ない車
- 値段アップは止む無しとして、1〜2年間の保証が付いている車
今まで新車購入しかしたことが無い人は、まず自分の中古車に求める要求水準が果たして適正なのかどうか常に考える必要があります。
新車を建売住宅とすれば、中古車は賃貸物件です
希望する条件の中古車が中々見つからない場合は、自分があれもこれも求め過ぎていないか今一度再考してみましょう。
価格と価値が妥当なのか考える
次にかなり投資家的な考え方を紹介します。
車の購入費用は「消費」「浪費」「投資」の3つの観点から考えることができます。
「消費」は必要不可欠な、会社で言えば経費としての金額です。
例えば近場の通勤目的であれば、極論20〜30万円の軽自動車で十分です。
それ以外の快適装備やグレードアップは「浪費」となり、ここが一番投資家として悩む部分です。
投資家はこの浪費部分を削って投資に回せば、15年後には倍の資産になることを知っています。
それでも今の浪費に回すのであれば、価格に対して自分が感じる価値が十分あるかで判断しなければいけません。
浪費の金額と満足度を比較して、納得感があるかを考えよう
「投資」だけ特殊で、これはリセールバリューのことです。
リセールバリューが高い車(100万円で買ってもリセールが80万円で見込めるなど)なら「投資」が「消費」や「浪費」部分をカバーしてくれます。
検索は複数のサービスを利用する
もしネットの中古車検索サイトを利用するのであれば、必ず複数活用しましょう。
なぜならそのサイトしか掲載されていない中古車が存在するからです。
多くのディーラーは複数の検索サイトに中古車掲載をしていますが、業者側からすれば掲載すればするほど広告費がかかります。
その為、大手検索サイト1〜2個だけ登録したりする場合があります。
また検索サイトは自身も買取業を行なっている場合がある為、いわゆる自社物件も存在します。
安く購入するためには、調べる手間を惜しまないのが肝心です
相場を把握するために大量にチェックする
1週間程度でも、本気で毎日50〜100件ほど車両情報をチェックしていると何となく相場が見えてきます。
例えば、「このグレードで○○年式であの装備だから〜〜円くらいが妥当か?」といった具合です。
相場観が養われたら、その価格が適正なのかだったり掘り出し物かどうかが分かるようになります。
感覚的な話になってしまうが、マジでこれはある
もし大量にチェックするのが時間的に、あるいは知識的に難しいということであれば、中古車探し代行サービスを利用すると良いでしょう。
なるべく長めのスパンでチェックする
希望条件が細かい、多い、厳しいようであれば、数ヶ月スパンで探すことを視野に入れましょう。
運が良ければ1週間程度でも理想の中古車に出会えますが、現実には中々難しいものがあります。
今乗っている車からの乗り換えであれば、車検切れをデッドラインとしつつ早めにチェックし始めることをお勧めします。
なめくじは夏休みの宿題を最終日にやるタイプなのでお察しください
なるべく近場で購入する
ネット検索などを使えば、全国津々浦々の在庫状況が確認できます。
もしかしたら遠く離れた地に理想の中古車があるかもしれません。
しかし、そういった居住地と離れた車の購入には隠れコストがかかることに注意が必要です。
通常の価格表示には現れない隠れコストを以下にまとめます。
- 現車確認するための交通費
- 車の陸送費
- 県外登録代行費
- 修理や保証内容実行に付随する費用
合計すると+10万円とか平気で行くぞ
これら隠れコストを加味しても欲しい中古車であれば、検討に入れてもいいでしょう。
必ず現車確認する
今は中古車の現状写真を細かくチェックしたり、ネット商談をしたりできます。
しかしネットの情報だけで購入を決定するのは、緊急時だけに留めた方が無難です。
もしくはディーラーと付き合いが長く信頼が置ける場合くらいですね
実際には中古車の写真は解像度が低く、実物では容易に確認できる内外装の傷や凹みがマスクされていることがほとんどです。
また記載はないけど足回りが錆だらけであったり、パッと見は綺麗なタイヤが7〜8年モノで交換必須だったりします。
購入直後にトラブルが発生して多額の修理費用がかかるようであれば、見かけの価格が安くても意味がありません。
購入サイドにも多少の車知識が必要ではありますが、致命的なトラップを避けるためにあまり分からない人でも必ず現車確認は行いましょう。
参考までになめくじが現車確認でしている項目を載せておきます。
- 外装の傷や凹みが受け入れられるレベルか
- ファブリックやシートなど内装の痛み、へタれ
- エンジンのかかり方や異音
- エアコン、メーター類の表示など内装設備
- 動物臭(体臭、排泄物臭)やタバコ臭
- タイヤの山残量や製造時期
- 車体の下部分(足回り、駆動系)が錆び付いていないか
これ以外にもチェックすべき項目は多岐にわたりますが、できる範囲で構いません。
もし掲載情報に無い異常を見つけた場合は、ディーラーが車両価格を割り引いてくれる可能性もあります。
ある程度騙し合いみたいなとこはあるわね
ちなみに中古車購入でのチェック項目というのは、プロの方がYoutubeで紹介していたりするので参考にしてみてください。
必見!!失敗しない中古車選び〜なぜかお客さんが見ない大事なチェックポイント!!
最後に
いかがだったでしょうか。
新車購入、中古車購入のそれぞれに一長一短があります。
ただ投資家として言うのであれば、圧倒的に中古車購入が良いと考えています。
新車を買うならiPhoneみたいにリセールの高さが確定してる車種です
状況が許すなら旧車や廃盤のMT車とかもアリやね
目的や車への価値観によって様々な考え方があるとは思いますが、なめくじ同様に安く賢く買いたいというのであればぜひ中古車購入を検討してください。
うまく買えば満足の行く車が、新車の半額以下で買えますよ!
では次の記事でお会いしましょう!
またな
- 中古車はしっかり選べばかなり割安に購入できる
- 検索したり調べる手間は惜しまない
- 希望する条件に優先順位を付けて考える
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