投資に目覚めた人は、「パートナーにも投資をして欲しい!」という思いが強いのではないでしょうか。
Twitterでも「どうやったら夫(妻)に投資を始めてもらえるんだろう?」という悩みをよく見かけます。
そこで本記事では、なめくじ夫婦の投資状況や投資を始めた経緯について共有します。
もし参考になる部分があれば、ぜひ役立てていただければ幸いです。
では、なめくじ夫婦の現状にご招待しましょう。
結論
- 夫婦で投資を始めるのに半年の時間が必要だった
- 夫婦でも投資スタイルが異なる場合がある
- お金や投資の話を、お互い遠慮なくできる関係が◎
なめくじ夫婦の現状
まずはなめくじ夫婦の現状から紹介します。
世帯の収支
なめくじ夫婦は30代のいわゆるDINKSであり、世帯収入は2年前時点で1,000万円を突破しました。
なめくじが起業しているため、現在の同収入は「550万円+事業所得」という形になっています。
ここ2年は事業の運転資金を確保するため、恐縮ですが妻(@snails_money)の収入で生活費(月20万円)を賄っていました。
おかげ様で事業が軌道に乗りつつあるので、事業所得から少しずつ生活費に還元する予定です。
大事を取って月10万円から開始しています
投資状況
さて夫婦の投資状況を整理します。
まずは共通している投資についてです。
「ちゃんと稼いでインデックス投資」というのが夫婦の基本スタイルですので、やはりつみたてNISAは外せません。
両者とも投資経験が浅いこともあり、リスク管理を踏まえてNISAにはしませんでした。
次に個別の投資状況について紹介します。
趣味として高配当株やQQQなどでも遊んでいますが、最近は資金管理の観点などから投資を中断しています。
円安などもあって買い時じゃないしな
よって事実上、継続投資はS&P500連動型のETFや投資信託のみに絞っています。
事業でハイリスクを取っている分、投資の方はガチガチです
妻の収入から生活費を賄ってもらっている関係上、投資余力があまりありません。
「入金力が低い現状でインデックス投資をしてもあまり意味が無い」とのことで、仮想通貨やNFTゲームに投資しています。
またDeFiを含めて次世代型の技術を経験したいという思いもあり、新興金融>既存金融のポジションを取っているみたいです。
あわよくば先行者利益を確保しようという意図もあるとかないとか。
夫婦で投資を始めた経緯
さて、現状を振り返ったところで本題の「夫婦で投資を始めた経緯」について共有します。
最初はなめくじ1人が投資を始めた
今から丁度2年前の2020年5月、なめくじは起業のためにお金を含めた色々な勉強をしていました。
その中でYoutubeチャンネル「リベラルアーツ大学」に出会い、投資の基礎の基礎を覚えました。
そこで早速、手探りながらもつみたてNISAを選択して初めての投資を経験しました。
今思えば危なっかしかったですが、何とか第一打で正解ルートを引けました
妻にも証券口座開設を勧める
幸いにも投資を始めたのがアメリカのコロナバブルあたりでしたので、順調に含み益が増えていきました。
良いと思ったことは共有したい性格なので、結果も出た投資開始1年後には妻にも証券口座開設を勧めました。
その時はたどたどしくも「長期インデックス投資は自分たち夫婦の将来に大切だ」と説明したことを覚えています。
その時点である程度興味は示してくれたな
「これで二人三脚で投資ができる」そんな青写真を描いていました。
妻の投資開始まで半年かかる
なめくじのつみたてNISA実績を見て気持ちが乗ったのか、早速SBI証券で手続きを始める妻。
しかし口座開設の途中で手続き上のエラーが発生します。
SBI証券に問い合わせたら、どうやらネット上ではなく書類による手続きに変更される様子。
そしてここから長く続く放置期間に突入します。
これからが本当の地獄だ…
1ヶ月に1回くらいのペースで「そろそろ開設できた?」とやんわりと声かけするリマインダーなめくじ。
しかし結局、口座開設が完了して実際に積立を始めるまで半年かかりました。
意外な方向に投資をし始めた
「つみたてNISA満額の後は、米国ETFについて説明していこうかな」
ようやく夫婦での投資が始まり、同じルートを歩いていけるとなめくじは喜びました。
しかし気づいたら妻は、仮想通貨やNFT関連の情報収集と投資を始めていました。
ちなみにそうなった理由はいくつかあるので下にまとめます。
- 収入のほとんどを生活費に充てるので投資余力があまり無い
- インデックス投資は倍率ゲームだから元金が低いと効果が薄い
- DeFiの新サービスなら先行者利益を取れる可能性がある
- クリエイターとして良いサービスを試したい(経験の投資)
- 自分もリスクを取って投資の楽しさを味わいたい
反省と新たな発見
妻の投資余力が少ないのは、なめくじが事業のためにキャッシュポジションを高めたせいです。
そこは申し訳なく思っていますが、それにしても意外だったのは妻が”堅い”投資を選択しなかったことです。
てっきりインデックスファンドに追加投資をすると思っていましたが、妻が選んだのは仮想通貨や◯◯toEarnと呼ばれる投資でした。
ちなみに元々、マネーリテラシーの高さは「妻>なめくじ」や
思えばgeekでありクリエイターでもある妻が、退屈なインデックス投資に全ツッパするという認識が誤りでした。
とにかく色んなエンタメを経験することで本業に活かしたい妻が、新しい金融システムに興味を示したのは当然の帰結と言えます。
ちなみになめくじはこれに対して全く悪い気は無く、純粋な驚きの気持ちだけ持っています。
自分は起業というギャンブルを楽しんでるのに、妻に守備投資ばかりお願いするのはフェアじゃないですしね。
私はこれからファンダメンタル分析を勉強して個別株の選び方を、妻は新しい有望投資や技術の流れを見つけてお互いに教え合う予定です。
社会勉強として少額だけFXや株のスキャルピングなどもする予定です
なめくじ夫婦の会話
さて、最後にめでたく投資を始めることになったなめくじ夫婦が、実際どんな会話をしているか紹介します。
個人的には、日頃からどれくらい投資に絡んだ話題を出しているかが「投資をスムーズに始めてもらえる」コツと考えています。
下らない話9割で、残り1割が以下で紹介する内容と思ってください
お金の話
まずお金についてですが、全くもってあけすけに喋っています。
100%では無いですが、だいたいはお互いの個人資産を把握していますし家計管理も共有しています。
なめくじは事業のお金管理に意識が向いているので、生活費管理は主に妻にしてもらっていますが…。
「家計を完全に任せる」のは、パートナーを信頼しているからこその行動だとは思います。
そういう家庭も多いでしょうね
ただ不測の事態が起きた時に責任を半分こできるように、なめくじは家計を把握するように努めています。
ちなみに我々夫婦は結婚前から、お互い月ごとに定額を生活費として出し合うスタイルを取っています。
そして生活費を出した上で余った給料は、そのまま各人のお小遣いや個人資産となります。
なめくじの起業関連でそのスタイルが崩れているので、これからは出資バランスを戻していく予定です。
投資の話
基本は時折お互いに今収支や含み益がどんな状況か報告する程度です。
サテライトでやっている投資スタイルが全く違うので、新しい知見があれば教え合うという感じです。
当初想像していた「企業の決算とかをあーだこーだ喋りながら2人の投資方針を修正していく」なんて未来とはだいぶ違いますね 笑
ただしお互いの投資内容やその未来についてはディスカッションすることが稀によくあります。
2人の間にお金絡みのタブーが無いと、こういうのが便利ですね
今はTwitterでも同じ(近い)界隈にアカウントを持っていますので、そこで話題になった投資ニュースなんかも喋ったりもします。
将来の話
そんなに頻繁にはしませんが、ざっくりとした将来像は確認し合うようにしています。
なぜなら私が事業というお金のブラックボックスを抱えているせいで、妻を不安にさせる可能性が高いからです。
一部契約の連帯保証人にもなってもらってるしな
だから「将来の目標達成までのマイルストーンをどう置いて、どう経過しているか進捗報告する」という形ですることが多いです。
ちなみに妻からは基本的に「給料上がった〜」って話しか言われません。
まじでええ会社や…もちろん妻のスキルが前提ですけど
後はたまに「将来の家をどうするか」も話すことはあります。
お互い投資家としての眼を持てたら、きっと建設的な議論が進むことでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
なめくじ夫婦の現状や投資を始めるまでをざっくりとまとめてみました。
DINKSや片方が個人事業主など前提条件がかなりイレギュラーですので、皆さんの家庭に落とし込むのは難しいかもしれません。
ただこういう夫婦もいるよという事実となめくじ夫婦の温度感が、何かしら参考になれたら嬉しく思います。
夫婦で投資を始められたら将来の目標にグーンと近づく、そういう思いでなめくじは妻に投資を勧めました。
しかし各ご家庭で事情や環境、取れるリスクの大きさなどがそれぞれ違います。
もしパートナーに投資を勧めても、熟慮した結果「しない」という決断に至るのであればそれは尊重していただければと思います。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
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